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Yoga 2 Proの4つの顔を考える。 第2回

用途は限られるが、使い方次第でかなり便利に

キッチンやベッドサイドで活躍! Yoga 2 Proのテント/スタンドモード

2014年02月25日 11時00分更新

文● 林 佑樹

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Yoga 2 Proのテントモードとスタンドモードはどうなのか

 前回は、レノボのコンバーチブルタイプの13.3型Ultrabook「Yoga 2 Pro」の4つの顔のうち、ラップトップモードタブレットモードをチェックしてきた。今回は、テントモードとスタンドモードだ。

 まずテントモードは、Yoga 2 Proを自立した状態にさせるもので、スタンドモードはキーボード面を土台にしてパネルを立たせるというものになる。

 テントモードから見ていくと、ビジネス面での用途は、いくつか試してみたところあまり出番はない結論に至った。これは主にPCの操作をせずに、商談などトークで押す場合のビジュアル要素としては活躍してくれるのだが、うっかり操作しようとすると筐体が動いてしまうためだ。ただスタンドモードよりも奥行きを必要としないため、オフィスデスク上で資料を表示したり、SNSを確認したりといった用途には向いている。

 テントモードはどちらかといえば、自宅でのエンタメ用として活躍することのほうが多いだろう。たとえば、動画を見たり、キッチンでレシピをチェックしながら調理をするといったシーンで効果的だ。とくに画面をスクロールさせることなく、情報を表示できるアプリなどを使用してみれば、使い方が見えてくるだろう。正直なところ、だいぶ用途が限られるモードだが、体感的にはベッドサイド用としてかなり便利に感じた。ちょっとした情報の確認や操作がしやすいからだ。寝起きに即天気をチェックしたい場合やアラーム代わりにするなど、そんな用途から組み込んでみるといい。

テントモード。不思議な見た目だがキーボード面を利用して自立させるものだ

三角形を作れれば、まず自立するため、奥行きを気にしなくてのがテントモードの魅力。純粋にビューワー的に運用する場合、まずこのモードから考えてみるといい

 スタンドモードは、真横から見るとL字型になり、設置面積もあるため、多少の操作では動かず、ちょっと操作をしながら情報を相手に見せたり、リラックスした状態で動画やウェブブラウザーを楽しむときに便利だ。扱いとしてはテントモードと似ているが、操作頻度で切り替えるといい感じになるだろう。またこの状態は安定性も高いため、片手で軽く押さえつゲームをしたり、コントローラーを用意してゲームを楽しむほか、マウスとキーボードを接続してのガチプレイにも適している。

微妙に使い所に迷うスタンドモードだが、タッチしても滑りにくいため、卓上での操作がある場合に試してみるといい

またテントモードでは邪魔になってしまうが、スタンドモードであれば充電しながらの操作も煩わしくない

 こうしてみると、ラップトップモードは別として、タブレット・テント・スタンドモードは似ているものの、操作頻度や状況によって選ぶといったことで操作性や利便性が変化することがわかるだろう。またまだ新規カテゴリーなので、取っつきにくい部分は多いのだが、再確認しつつ、ここではテントモードといったように割り切ってみると、より都合のいいPCになってくれるハズだ。

 
Yoga 2 Proの主なスペック
価格 18万9800円から
OS Windows 8.1(64ビット)
プロセッサー Core i7-4500U(1.80GHz)
メモリー 8GB(最大8GB)
ストレージ 256GB SSD
ディスプレー 13.3 型IPS(3200×1800 ドット)
インターフェース USB 2.0端子、USB 3.0端子、Micro HDMI、SDカードスロットなど
通信 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 4.0、有線LAN(1000BASE-T)
内蔵カメラ HD 720p カメラ
サイズ 約幅330×奥行220×高さ15.5mm
重量 約1.39kg
駆動時間 約8時間
カラー シルバーグレー クレメンタインオレンジ

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