「ヤフーショッピング」は昨年10月に「eコマース革命」と題し、ストア出店料(月額システム利用料)および売上ロイヤルティの完全無料化などを発表。すると、その後のわずか3カ月間で出店希望者が約9万件に上った。
eコマース市場を活性化させるヤフーショッピングの動きが、今年はさらに加速する。22日、ヤフーショッピングではより簡単に早くストアが出店できる新ツール「ストアクリエイター」をリリースしたのだ。本格的なストアの構築を想定した従来の「プロフェッショナル出店」とは別に、手軽な出店を目的とした「ライト出店」を新たにラインナップし、2つの出店形態から選べる。
「ライト出店」は最短5分でストアを出店できる手軽さが大きな特徴で、商品点数が1~2点の店舗を数分程度で出店可能。1商品の紹介に利用できる商品画像点数は6点まで、商品管理(出品、注文、在庫)は1商品ごと、決済方法はクレジットカード決済のみで、ニュースレター配信機能やクーポン発行機能などに対応していない。「プロフェッショナル出店」に比べてサービスは限られるが、パソコンがなくてもスマホのみで出店できるため、ネットショッピングの出店初心者でも参入しやすい。
まずは事業者向けのツールとなるが、2月上旬には個人向けの受付を開始。春をめどに本ツールのスマホ版アプリの公開などを予定している。「ライト出店」で小さくスタートし、軌道にのったところで「プロフェッショナル出店」により大きく育てる、そんなビジネスプランを目指すことが可能だ。
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