ミニマムの構成にすれば、約1.14kgの重量
さらに驚かされるのは、その重量だ。
構成によって重量は変わるが、光学式ドライブ非搭載、SSD、バッテリーパック(S)という最軽量構成にすると、重量はわずか約1.14kgしかない。
この重量は、12.1型液晶搭載のレッツノートNXとほぼ同じであり、11~13型液晶を搭載したUltrabookと比較してもかなり軽い部類となる。14.0型液晶搭載モデルとしては世界最軽量の軽さだという。
実機を手に持ってみたが、確かにサイズから想像する重さよりも遙かに軽い。本体のサイズとの対比もあり、約1.14kgというその数字から感じるイメージよりもずいぶんと軽く感じる。
レッツノート LX3が、薄くて軽いボディを実現した秘密は、新たに開発された天板構造とトップケース構造にある。レッツノートシリーズは、以前から独自のボンネット構造を採用し、軽さと強度を両立させていたが、サイズが大きくなるとたわみやすくなるため、レッツノートBシリーズでは、ボンネット部分にリブ構造を採用し、剛性を高めていた。
しかし、この構造では厚みが大きくなってしまうことと、リブが直線的であったため、リブ方向には強いが、リブと垂直な方向には弱いという欠点があった。
そこで、レッツノート LX3では、平面部分にも波型のリブを配置することで、面全体の強度をアップしている。レッツノートBシリーズの場合、ボンネットの高さは2.8mmで、76cm落下試験や100kgf加圧振動試験は非対応であったが、レッツノート LX3では、ボンネットの高さが1.5mmになり、76cm落下試験や100kgf加圧振動試験も実施するなど、レッツノートAXやSX/NXと同等の堅牢性を実現している。
また、トップケースが樹脂のみでできていたBシリーズでは、厚みが犠牲になっていた面があったが、レッツノート LX3では樹脂+マグネシウムのハイブリッド構造を採用することで、軽量と堅牢性を保ちながら、従来よりも薄いボディを実現している。
光学式ドライブ搭載機種もクラス最軽量
ブルーレイドライブ、SSD、バッテリーパック(L)というフルの構成を選んだ場合でも、重量は約1.395kgと軽い。これもブルーレイドライブ搭載の14.0型ノートとして、世界最軽量※2となるそうだ。さらにDVDスーパーマルチドライブ、SSD、バッテリーパック(S)という構成であれば、重量は約1.225kg。こちらもDVDスーパーマルチドライブ搭載14.0型ノートとして、世界最軽量※3だ。
※2 14型液晶搭載・ブルーレイドライブ内蔵モデルにおいて(2013年8月28日現在)。
※3 14型液晶搭載・スーパーマルチドライブ内蔵モデルにおいて(2013年8月28日現在)。