ジャスダックに上場するゲームソフト制作会社インデックスが27日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表した。負債総額は約245億円。
同社は1995年設立。携帯電話向けのコンテンツで急成長した。その後はタカラ(現タカラトミー)や映画会社の日活など企業買収を積極的に進めたが、裏目に。また、海外投資の失敗で多額の投資損失を計上したほか、提携していた日本振興銀行の経営破綻などで資金繰りに苦しみ急速に経営状態が悪化していた。
また、架空の取引を繰り返す「循環取引」で売り上げを水増ししていたとして、今月12日には粉飾決算の疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受けていた。
こうした中、同社では自主再建は困難との結論に達し、民事再生による再建の道を選択。今後は裁判所の監督の下で事業を継続する。「ペルソナ」や「真・女神転生」といった人気ゲームソフトを抱えるデジタルゲーム事業は順調であるとして、ソーシャルゲームなどの分野で成長が見込めるとしている。