米Googleのウェブスパムチーム対策トップのMatt Cutts(マット・カッツ)氏は2013年6月12日、シアトルで開催中のSMX Advanced において、同社のパンダ・アップデートは毎月行われていることを明らかにした。任意の日から、10日ほどの時間をかけて徐々に全体を更新しているとのこと。
パンダ・アップデートとは、コンテンツ品質を評価し、検索ユーザーにとって価値ある高品質なコンテンツがより検索上位に表示される一方で、薄っぺらで役に立たない低品質なコンテンツの順位があがらないようにするための、一連のコンテンツ品質評価にまつわるアルゴリズムの通称名。2011年2月に初めて導入された後、不定期に都度更新されてきた。
同社は従来、パンダ・アップデートアルゴリズムのアップデートを行う際には事前に Twitter 等で告知をしていたが、2013年3月を最後にパンダ・アップデートの告知を中止しており、将来的に一般的な検索アルゴリズムに統合していく計画を明らかにしている。
カッツ氏は、アナウンス自体は行っていないがパンダ・アップデートの更新は毎月行っていることを明言。たとえば、仮にある月の4日にパンダ・アップデートの更新を開始したとすると、10日ほどかけて徐々に検索結果全体に影響が表れるようにアップデートをかけるという。こうしたサイクルが毎月実施される。