マウス初のWindows 8タブレット、LuvPad WN1100登場!
11.6型フルHD、マウスの新タブレットは動画・写真がすげー楽しめる!
画をより美しくみるためのWindows 8タブレット
4月8日に販売を開始したマウスコンピューターの「LuvPad WN1100」は、マウスとしては初のWindows 8搭載のタブレットPCだ。
2012年末からさまざまなWindows 8タブレットが登場してきた中で、「やっと出たか」という印象はある。だが、時期を少し遅らせてきたことで、ほかとは少し毛色の違う製品になっている。
AMDのZ60を採用したり、128GBの大容量SSDを搭載したり、タブレットとしては大きめの11.6型にしたりと、かなり凝っている。しかし、こうした遊び心満載のスペックの選択から、LuvPadの大きな特徴が浮かび上がる。
それは、画を非常に美しく、スムーズに見せるためのタブレットになっているということだ。
Z60はデュアルコアCPUとAMD Radeon HD6250を統合しており、AMDのAPU製品の中では消費電力が最も低く、TDPは4.5Wだ。動作クロックは1.0GHzと、インテルのタブレット向けCPU、Atom Z2760の1.8GHzと比べると多少見劣りはするものの、3Dグラフィックスなどの再現性は大きな差が出るので、動画や写真、ゲームを楽しみたい、といった要望には確実に応えてくれる。
Windows エクスペリエンス インデックスの値は「2.7」。プロセッサーが若干低いための結果だが、グラフィックスは5.4となかなかの数値をたたき出している。Atom Z2760搭載タブレットにはない魅力だ。
SSDは128GBと、ちょっとしたノートPC程度の容量を持っている。最近のデジタル一眼で撮った写真はそれなり容量があるし、ビデオカメラで撮った映像だと、長さにもよるが結構な容量を必要とする(1920×1080ドットのフルHD動画の場合、1.3Mbpsだから約1時間で8GBほど)。家で録りためたテレビ番組や映画も観たい。そうなってくるとこれだけの容量は必要だ。
液晶にもこだわりがうかがえる。LEDバックライト付きで、視野角の広いIPSグレアパネルを採用。解像度も1920×1080ドットと、フルHD表示に対応している。ディスプレーサイズは11.6型と、タブレットの主流である10.1型より一回り大きい。11.6型でフルHDの高解像度だと、液晶の視認性が高くなるので嬉しい。また、Windows 8のモダンUIは解像度が高い方が、一覧性に優れるので相性がいいという点もある。この液晶であれば、動画や写真を楽しめるのは間違いないし、複数人で写真を見ることもできる。こうした使い方はタブレットの本領が発揮されるところでもある。
ここまではスペック面を見てきたが、実際に使ってみるとどうなのか。今度はその辺りをチェックしていきたい。なお、今回は評価機なので、実際に手元に届く製品と差異があるかもしれないが、その点はご了承いただきたい。
主なスペック | |
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製品名 | LuvPad WN1100 |
APU | AMD Z60(1.0GHz) |
グラフィックス | AMD Radeon HD 6250 |
メモリー | 2GB(最大2GB) |
SSD | 128GB |
ディスプレー | 11.6型IPS液晶(1920×1080ドット) |
インターフェース | Micro USB、ヘッドホン・マイク端子、Micro HDMI出力 |
無線機能 | 無線LAN(IEEE 802.11 a/b/g/n)、Bluetooth 4.0+LE |
カメラ | 前面100万画素 |
サイズ | 幅296×奥行き191×高さ10mm |
重量 | 約810g |
OS | Windows 8(64bit) |