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11年ドクターズコスメ市場、5.3%増の795億円

2012年12月10日 00時43分更新

記事提供:通販通信

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 矢野経済研究所は12月7日、「国内ドクターズコスメ市場の調査」を行い、その結果を発表した。

 ドクターズコスメとは、医師が開発・研究に参加している化粧品、もしくは、皮膚科・整形外科・美容外科などの医療施設で販売または紹介している化粧品のこと。

 調査結果によると、2011年度国内ドクターズコスメ市場規模は前年度比5.3%増の795億円と好調に推移。日本の化粧品市場が成熟する一方、ドクターズコスメ市場は5年前と比較して38.5%(2007年度比)の伸長率を示している。

 また、従来のドクターズコスメは、皮膚疾患やトラブルを起こしやすい敏感肌対応の化粧品が中心であったが、近年ではアンチエイジングや美白などプラスアルファの効果を追求した商品が増加。それに伴い、流通ルートや製品カテゴリーも多様化している。

 2012年度のドクターズコスメの市場規模は、引き続き高い成長率を維持し同3.1%増の820億円と予測。スキンケア製品を中心としたドクターズコスメ市場は、敏感肌や乾燥肌などの肌状態に対応した製品として訴求力があるだけでなく、アンチエイジングや美白などの機能性に対しての信頼感も高いことから、今後も拡大基調で推移する見込み。

 調査期間は9月~11月。調査対象は化粧品ブランドメーカー、原材料メーカー・商社など。調査方法は直接面談、電話によるヒアリング、郵送アンケート、文献調査。

 ■「調査結果」(http://www.yano.co.jp/press/press.php/001038

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