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レッツノートへの愛を語れ! 読者と共有したCF-AX2の魅力

2012年10月26日 13時00分更新

文● 後藤 宏 写真●小林伸、ANZ

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Let'snoteはビジネスシーンで活躍してなんぼ!

タブレット形状なら、街中で歩きながら使っても、あまり違和感がない。地図などを参照するのに便利だ

 Windows 8世代となり、パソコンはどう変わっていくのだろうか。Let'snoteが得意とするビジネスシーンで、コンバーチブル型タブレットはどう活躍するのだろうか。

 井上氏は、Windows 8ではタッチ操作が重要であるとしたうえで、立ったままちょっとした情報を参照する操作などが圧倒的に楽であり、タッチが有効であるとした。

 一方西田氏は、タブレットが世の中で普及したことにより、小人数の打ち合わせやプレゼンのスタイルが大きく変わってきたと話す。

Windows 8のタブレットはビジネスシーンで期待が大きい。今後のプレゼンは、プロジェクターにつながずタブレットで見せる!?

西田 プレゼンというと、これまではディスプレー出力にプロジェクターをつなぐのが一般的でした。ところが、タブレットの普及により、2~3人程度の打ち合わせなら、画面をそのまま見せてしまうケースが増えてきた。そのためにモバイルノートとタブレットの2台を持つという人もいましたが、CF-AX2ならこれ1台でできる。改めてコレ1台で済むと言えるようになったんです。

遠藤 僕も、週に数回はタブレットを使ってプレゼンするな……。2~3人どころか5~6人でも平気ですよ! プレゼン資料と作業中の画面をスパッと切り替えたいというのが要望したいポイントかな。クラムシェルの時は自分の作業画面、タブレットにするとプレゼン資料だけが表示されるといった仕組みが欲しいですね。

西田 それなら、Windows 8でデスクトップは作業用、Modern Style UIはプレゼン用という使い方ができればいいでしょうね

脈々と受け継がれてきた堅牢設計がさらに進化!

 厚さ18mmと従来より大幅な薄型化を実現したCF-AX2。一方で、従来のLet'snoteの開発は厚さ方向は目をつぶる代わりに、フットプリントを小さくし、軽量な本体を作るという方向でノウハウを蓄積してきた。

 その象徴とも言えるのがボンネット構造だが、CF-AX2ではボンネットの高さを0.5mmと非常に低くするという難しい課題に取り組まなければならなかった。

堅牢性の技術に、遠藤の質問が際限なくエスカレート。それでも、ほとんどの質問へ的確に答える井上氏。大人です(笑)

井上 ボンネット構造は、デコボコを付けることによって堅牢性を保つのですが……CF-AX2の場合は、高くしすぎると、変形機構が成立しなくなってしまうという課題がありました。そこで内側に段上の補強を加えて堅牢性を確保しています。

遠藤 ギザギザな模様にも意味があるのですね!?

井上 そうです。なだらかなカーブを付けることで、縦方向だけでなく、横方向に対しても強度を保てるのです。模様を付けるだけなら簡単だと思うかもしれませんが、金属の薄い鋳物を作ると、溶けたマグネシウム合金が途中で固まってしまい難しい。技術者たちが、どこからどう流し込めばよいかを工夫しながら作り上げた結果なんです。

西田 こんなにカッコイイものが外から見えないというのがにくいですね。

天板の内側にはマグネシウム素材で補強されている。マグネシウム素材は鋳造された部品。薄さを保ちながら鋳造するのは非常に難しい

井上 一方で、キーボード面のフレームは、マグネシウムの地板にアルミニウムの板を張ったボンディング構造になっています。マグネシウム板のほうは、多少のムラが出てもいいから、鋳造で極限まで薄く製造します。一方、アルミ板のほうは、表面が滑らかに仕上がる圧延加工で成形します。その2つを張り合わせることで、軽量かつキレイな外観に仕上がります。強度の違う板を張り合わせることで、強度がアップするという効果もあります。

西田 ベニヤ板にちかいイメージですね。

井上 そうです。薄くして軽くする構造、キレイに仕上げる構造、さらには強度を上げる構造を合わせ持っているんです。

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