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富士見iPhoneクラブ 第65回

【iOS 6】電話に出られないときの「後でかけ直す」新機能

2012年10月01日 12時00分更新

文● 富士見iPhoneクラブ製作委員会(編集担当:じまP)

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富士見iPhoneクラブのメンバーが、iPhoneのちょっとした使いこなしテクを毎回紹介していく月曜日。iPhone上級者なら「なにを今さら…」と思うかもしれないが、案外知らなかったり、使っていなかったりするネタもあるかもしれないぞ。

iOS 6便利機能紹介シリーズその2
「今はちょっと出られない」というシチュエーションで役立つ電話機能

 前回に引き続き、今回もiOS 6の新機能を紹介する。電車の中だった、重要な打ち合わせをしていた、はたまたデートの真っ最中だった……などなど、電話がかかってきても、今はちょっと出られないというシチュエーションはあるものだ。iOS 6では、相手に「後でかけ直します」というメッセージを送信することや、折り返しの電話を忘れないように『リマインダー』への登録がすぐにできるようになっている。

電話がかかってきたときに、右下の受話器のアイコンを上に引き上げるようにスワイプする。すると、【メッセージで返信】と【後で通知】の表示が出てくる。今回はこれを解説していく

電話に出られないときにメッセージを送る
「メッセージで返信」

デフォルトで返せる3つのメッセージ。このままでもいいが、ちょっとよそよそしい?

 電話がかかってきたけれど、今すぐには出られないというときには、まず右下の受話器のマークを上にスワイプしてみよう。すると、【メッセージで返信】【後で通知】という2つのメニューが出てくる。ここで相手にメッセージを送りたいときは、【メッセージで返信】をタップする。すると、

 「後でかけ直します。」
 「向かっています。」
 「どうしましたか?」

 という3つのメッセージが表示されるので、送信したいメッセージを選択しよう。それだけで、選んだメッセージが相手に送信されるのだ。なお、このメッセージは相手がiPhoneの場合は『メッセージ』アプリにiMessageとして、他キャリアの携帯などにはSMSとして送信される。

 しかし、デフォルトで用意されているこの3つのメッセージは、あまりに他人行儀すぎて堅苦しい……と思う人もいるのでは。そんなニーズのために、送信する文面を編集することもできる。『設定』アプリを開き、【電話】をタップ、さらに【メッセージで返信】をタップする。ここで表示された入力欄に好きな定型文を登録すると、その入力した文面をメッセージとして相手に送ることができる。なお、ここに登録されていない文面で返事をしたいときは、【カスタム】をタップすると、直接メッセージアプリが起動する。

 つまり、会議が頻繁にあるなど特定の用事で電話に出られないことが多い、あるいは得意の言い訳(?)などがある場合は定型文として登録しておき、それ以外のイレギュラーなときは【カスタム】からその旨を伝える、というように使い分けることができるということだ。

【メッセージで返信】をタップすると、「後でかけ直します。」などの3つのメッセージが表示されるので、送信したいものをタップしよう。送るメッセージを編集したい場合は、『設定』アプリから【電話】→【メッセージで返信】。入力欄に好きなメッセージを入れる

電話がかかってきたときに送信することができる。登録されていないメッセージを送信したいときは、【カスタム】をタップ。直接メッセージアプリが起動するので、そこから入力していく

“かけ直す”をリマインダーに登録する
「後で通知」

メッセージは送らなくてもいいが、かけ直す予定を忘れないようにしたい……と言う人は【後で通知】をタップすると、【1時間後】【ここを出るとき】【家に着いたとき】という3つの選択肢が表示される

 とりあえずメッセージを送信しなくてもいいが、あとで折り返しかけ直す必要があるという場合は、忘れないように『リマインダー』アプリへかけ直しのタスクを登録できる。受話器のマークを上にスワイプして表示するメニューから、【後で通知】をタップする。すると、【1時間後】と【ここを出るとき】、さらに【家に着いたとき】というメニューが表示される。

 どれを選んでもかけ直す予定をリマインダーに登録してくれるわけだが、【1時間後】を選択した場合は、登録した時間の1時間後に通知がセットされる。【ここを出るとき】を選択すると、その場所から移動するときに通知するようにセットされるというわけだ。

 一方、【家に着いたとき】は文字通り自宅に着いたときに通知してくれるが、あらかじめ『連絡先』で自宅の住所を設定しておかなければいけないことにも注意。そのため、【ここを出るとき】と【家に着いたとき】を選びたいなら、『設定』の【プライバシー】から設定できる【位置情報サービス】をオンにしておく必要がある。

【1時間後】を選択した場合は登録した時間の1時間後に、【ここを出るとき】を選択した場合はその位置から移動するときに通知するようにセットされる

『連絡先』アプリで自宅の住所を設定していれば、自宅に到着したときに知らせてくれる【家に着いたとき】も使える。なお、iOS 6から【位置情報サービス】は『設定』アプリの【プライバシー】→【位置情報サービス】で設定するようになった。iOS 5からのアップデート組には戸惑う人もいたのでは


このテクを使っている覆面:カリーさん

 フリーライターとして必要なのは、連絡に迅速に対応すること。とはいえ、重要な取材や打ち合わせなど、その場ではすぐに電話に出られないということも往々にしてありがちだ。iOS 6から備えられたこの機能は、そういうときに効果を発揮する。「原稿ならもうすぐです!」というメッセージも登録してあるぞ(涙目)。

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