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Windows 7とAndroidがシームレスで利用できるタブレット

2011年09月23日 11時30分更新

文● 樋口

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 1台でWindows 7とAndroidが使える、ViewSonic製の10型(1024×600ドット)タブレット端末「Viewpad 10Pro」がSOUTH TOWN437で販売中だ。

1台でWindows 7とAndroid OSが使えるViewSonic製のタブレット端末「Viewpad 10Pro」

ジャイロセンサーを搭載するため、縦向きの利用にも対応

Windows 7 Home Premium 32bitの英語版がプレインストールされていた

 Viewpad 10Proは、6月に行なわれたCOMPUTEX TAIPEI 2011でも展示された製品。一見すると、Windows 7を搭載したただのスレートPCのように見えるが、専用アプリケーションを立ち上げるとWidnows 7上の仮想OSとしてAndroid OSが起動するというユニークな仕様が特徴だ。

 7月に登場したデュアルブート可能なタブレット端末XenonはOSを切り替えるのに再起動が必要だったが、このViewpad 10Proは、再起動をせずにOSを切り替えることができる。さらに、Windows 7から見ればAndroid OSは1つのアプリケーションとして認識されるために、システムの切り替えがよりシームレスに行なえる。

製品にプレインストールされていた、仮想OS構築用アプリケーション「BlueStack」を使用して、Android 2.2を起動したところ。ホーム画面上部にWindowsへ戻るボタンが用意されている

 Androidを試しに立ち上げたところ、初回起動にこそしばらく時間がかかったものの、2回目以降は数秒で立ち上がることが確認できた。Windows 7上で動作しているためか、若干もっさりとした感じはするが、重いアプリケーションなどを立ち上げなければ気にならないレベルだろう。

 Android用アプリがどの程度快適に動くかなど、未知数の部分は多いが、Androidアプリの開発用に利用したり、タブレット端末は1台で済ませたいという人にとっては注目かもしれない。

側面には電源コネクター、イヤホジャック、miniHDMI、USBコネクター、SIMカードスロット、microSDカードスロットを搭載

 主なスペックは、CPUにIntel Atom Z670(1.50GHz)を搭載。メインメモリーにはDDR2 2GB、内蔵ストレージとして16GBのSSDを搭載しており、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth(2.1+EDR)、3G(W-CDMA)の通信機能に対応する。なお、本製品は海外からの輸入製品のため、日本での利用の可否は不明。

 OSはWindows 7 Home Premium 32bit版、Android 2.2が採用され、サイズは幅263×奥行き14.8×高さ170mm、重量は約800g。価格は6万9800円だ。

タッチパネル横にはAndroidで使用するボタン類が搭載されていた

背面はプラスチック製パネルが採用されている


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