Lenovo Ideaシリーズ大研究 第51回
データ共有、バックアップ、電源管理となんでもあり
Lenovo G565(3)──レノボ標準ユーティリティを使いこなす
2011年02月02日 12時00分更新
第3回では、「Lenovo G565」に搭載されているユーティリティ群についてレビューしていきたい。
カメラの前に座るだけでログイン!
「Lenovo VeriFace 認識 3.6」
「Lenovo G565」(438595J)には、レノボのパソコン製品にお馴染みのお役立ちユーティリティがいくつか搭載されている。その中で、最もノートパソコンらしいソフトが「Lenovo VeriFace 認識 3.6」だろう。
これは、ディスプレーの上部に埋め込まれたウェブカメラを利用して、ユーザーの顔認証を実現するアプリケーションだ。最近のノートパソコンではウェブカメラの内蔵が当たり前になっているが、これをビデオチャットなどだけでなく、日常的に活用させてくれているのが面白い。
また機能的には、Windowsのログインパスワードと顔画像とを紐付けるものであるため、いったん設定したら必ず顔認証する必要があるわけではない。うまく認証されない時などには顔認証を終了させることで、パスワードを普通に入力することもできる。仮に一時的にマスクや眼帯をすることになっても、ログインできなくなるという心配はないわけだ。
顔登録はWindowsにログインした状態でする。Lenovo VeriFace 認識 3.6を起動した時、最初に求められるパスワードの設定が、そのままWindowsログインパスワードになる。後は指示に従ってディスプレーの前に座り、顔を撮影するだけだ。目の位置を基準に登録されるから、帽子やメガネなどは外しておく必要がある。画面にむかってゆっくりと首を振るように動かすと、登録がスムーズに進められる。
また、ログイン前に起動するという特性を活かして、動画伝言メモとしても活用できる。ユーザーの離席中に訪れた人はカメラに向かって話すだけで、簡単に伝言が残せる。
電源/バッテリーを管理できる
「Lenovo Energy Management Software 5.0」
ノートパソコンに電源管理用のユーティリティーを搭載するのは基本だ。しかし、Lenovo G565に搭載されている「Lenovo Energy Management Software 5.0」は、電源の利用方法だけでなくバッテリーの寿命についてまで管理してくれる。
まずは、一般的な電源管理の機能を見てみよう。Lenovo Energy Management Software 5.0の起動はタスクトレイ、または電源ボタン近くの専用ボタンから行なう。
バッテリー消費とマシンパワーのバランスを決める「電力スキーム」という設定が利用でき、「Energy Star」「高パフォーマンス」「バランス」「省エネルギー」「スーパー省エネルギー」の5つから選択できるようになっている。これら電力スキームを使い分ければ、より効率的なバッテリー利用が可能だ。詳細設定画面では、ディスプレー輝度やHDD回転停止までの時間などを細かく設定できる。
バッテリー寿命についての設定では、満充電状態からバッテリーのみで利用した場合の駆動時間を優先するのか、充電を繰り返して使った場合のバッテリーの寿命を優先するのかを選択する。Lenovo G565の場合、ほぼ据え置き状態で使われることが多いはずなので、時折持ち出す際などにきちんと働いてもらえるように、バッテリーの寿命を優先する設定がオススメだ。
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