VAIO type Tでワンセグ放送を視聴(画面ははめ込み合成です) |
ソニー(株)の“VAIO type T”シリーズは、スリムなボディーにワイド液晶パネルとDVDドライブを内蔵したモバイルAVノート。ツースピンドルノートながら重量は標準バッテリー装着時で1.25kg程度と持ち運びやすく、またボタン一押しでDVD-Videoを再生できる“AVモード”の搭載によりポータブルDVDプレーヤーとしても機能する。バッテリー持続時間も標準バッテリー使用時で約9時間(DVD視聴時は約4時間)とロングバッテリーライフで、ビジネス・パーソナルと環境を選ばず“使える”モデルである。
そのtype Tシリーズが、ラインナップを一新することとなった(詳細はニュース記事を参照)。今回発表された新モデルは、ウェブ直販/特約店のCTOサービス“VAIO・OWNER・MADE”向けの『VGN-TX91PS』『VGN-TX91S』、店頭向けの『VGN-TX51B/B』の合計3モデル。今回の新モデルで特に注目したいポイントは、なんといってもVAIOオーナーメードモデルにおける“ワンセグ”のサポートと、追加されたカラーバリエーションである。
“ワンセグ”とは、2006年4月1日にサービス開始が予定されているモバイル/ハンドヘルド機器向けの地上デジタル放送サービス(こちらの記事が詳しい)。今回発表されたtype Tの一部モデルでは、そのワンセグを視聴し、さらに録画できるのだ。
一方カラーバリエーションは、落ち着きのある赤銅色“カッパー”を新たに追加。暖色系の本体カラーは一世代前の2005年秋モデルでは採用されなかったが、2004年秋に発売された初代機では“バーガンディーブラウン”がラインナップされており、type Tのデザインシンボルのひとつとして覚えている読者も少なくないはずだ。今期は、カッパーをはじめ、従来機のホワイト・ブラックと合わせて3色から選択できる構成となった。また、カーボンの質感を活かした限定色で、従来機では受付初日に予約満了となった“プレミアムブルー”も1000台限定で再登場。限定色まで含めれば、4色から選べるようになっている。
“大人の”暖色系カラーが復活!
ここでは、VGN-TX91PSのワンセグ対応モデルのファーストインプレッションを写真で見ていこう。
【写真1】ボディーのデザインは従来機のものを継承するが、ワンセグ対応ということで、ボディ端(右側面ヒンジ部)にアンテナを装備している。このアンテナはフレキシブル基板で作られており、適度にしなるため、よほど力が入らなければ折れないだろう |
【写真2】落ち着いた色調のカッパー。VAIO・OWNER・MADEでは、同色のワイヤレスマウス(Bluetooth接続)も販売される |
【写真3】ワンセグのアンテナのアップ。内側に突起が付いている | 【写真4】液晶ディスプレーを閉じると、アンテナの突起が本体に引っかかり、一緒に折りたためる | |
ワンセグのアンテナは、液晶パネルを閉じる動作で、一緒に畳めるよう工夫されている |