アップルジャパン(株)は12日、東京都小平市にある武蔵野美術大学にて芸術系の学生に向けた「Touch the Mac」を開催した。これは芸術系の学生にMacを紹介するイベントで、(1) プロの現場に対する同社の取り組みや製品を紹介するセッション、(2) ゲストにイラストレーターのenaさんを迎えてのトークショーセッション、(3) アップルからの案内セッション──の3部構成。終了後には、タッチ&トライのコーナーも用意された。
アップルのデザインに対するこだわり
「Touch the Mac」は今回初の試み。学生に最新のMacを体験してもらうという理由のほか、製品提供する以外に学生に向けて何かできないかということで、第一線で活躍するプロのクリエーターを招いてのトークショーを企画したという。
スティーブ・ジョブズCEOが学生時代にフォントデザインを学んでいたというエピソードや、デザイン部門を統括するジョナサン・アイブ氏のキャリアを引き合いに出しながら、同社のデザインに対するこだわりを強調。そして、「アップルがデザインにこだわるからこそ、デザイナーに支持されている」とメッセージを伝えた。
Leopardの製品紹介では、デスクトップのデザインポイントや、Finder/Stacks/Cover Flow/Quick Look/Spacesといった主要機能を足早に紹介していく。中でもTime Machineのデモは、思わず「すごい」という声が漏れるほど会場を引きつけていた。学生とはいえ、すでに大切なファイルを失って苦い思いをした経験があったのかもしれない。
続く第2セッションは、いよいよ本日の目玉であるイラストレーターenaさんのトークセッションだ。
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