【問】ファイルの種類をアイコン以外で見分ける方法は?
- a. ファイルを選択するだけで種類がわかる
- b. 拡張子を表示する
- c. ダブルクリックしてみる
【答】
Macではほとんどの場合、アイコンの絵柄でそのファイルの種類が見分けられるようになっている。「ファイルの種類」というのは、そのファイルがどのアプリケーションで開けるかを示すもので、一般的にファイルとアプリケーションの「関連づけ」とも呼ばれる。ファイルのアイコンと、そのファイルを開くアプリケーションのアイコンが似ているのはそのためだ。
従来のMac OSでは「タイプ」「クリエーター」という情報をファイル自体に埋め込んで、対応するソフトやファイルの種別を区別していた。OS Xでも古くからあるソフトはこの仕組みを使っているが、OS X付属の「プレビュー」や「テキストエディット」などは、拡張子がないとファイルをうまく開けないこともある。
また、Windowsはそうした情報を埋め込む機能を備えておらず、ファイル名末尾の「.」以降の文字列である「拡張子」で判別する。そのため、Windows環境で作成したファイルを受け取るとアイコンが白紙になっていることがあり、どのソフトで開いたらいいのかわからない。cの「ダブルクリックしてみる」でも確認できるが、いちいちソフトが起動してしまうのは煩わしい。このような場合は、ファイルの拡張子を表示して、ファイルの属性を確認するといい。
Tiger(OS X 10.4)以降では「Launch Services」という仕組みでファイルを判別できるので、拡張子は必ずしも必要ではない。しかし、Windowsとやり取りする機会が多いなら、相手のことを考えて拡張子は常に付けておくのが望ましいだろう。
従って、bの「拡張子を表示する」が正解といえる。
(MacPeople 2007年7月号より転載)
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