『GOOD』
- コンボドライブ内蔵マシンとしては特筆すべき軽さ。
- 必要十分なキーピッチ、画面サイズなど、ビジネスにも大活躍しそう。
- 気になるのは塗装の質感がややプラスチッキーで、パームレストのカドが気になる程度。
- 価格も割安で、太鼓判を押せる。
ここ数年のLet'snoteシリーズといえば、凹凸で鉄板に強度を持たせる車のボンネットにヒントを得た薄型・軽量ボディと、徹底した省電力化による長時間駆動が特徴。その最新モデルであるCF-W2は、1.29kgという単体のB5ノートとしても軽量な筐体に、なんと独自設計の超薄型コンボドライブを搭載。また、インテルの最新モバイルプラットホーム「Centrino」を採用し、従来以上のパワフルさも手に入れた。
上写真のとおり、コンボドライブは左パームレスト下という珍しい位置にマウントされる。いかにも動作時に振動が気になりそうだが、実はこれがほぼ無振動。通常の1スピンドル機と比較しても遜色ない操作感となっている。また、本機は驚くほどバッテリが持つのも特徴だ。輝度を半分まで落とし、映画のDVDをエンドレス再生させたところ、なんと映画「タイタニック」1本分以上の3時間44分も(!)再生できた(試作機で検証)。通常の使い方なら、屋外で5時間は余裕で使えそうだ。
実は後からファンレス設計ということを知ったのだが、それほど本体は低発熱だった。円形のタッチパッドは好みが分かれそうだが、個人的には“くるくる”動作で画面スクロールできるのが便利に感じた。
本機は、薄型軽量化の冒険をしつつ、しかしパッケージングは手堅いという、松下の「本気」を感じるマシンである。トータルの完成度において、2003年を代表する名機の1つになるだろう。
Let'snote LIGHT CF-W2の主なスペック | ||
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製品名 | Let'snote LIGHT CF-W2 | |
CPU | 超低電圧版Pentium M-900MHz | |
チップセット | Intel 855GM | |
メモリ(最大) | 256MB DDR SDRAM(最大512MB) | |
ビデオチップ | チップセット内蔵 | |
HDD | 40GB | |
光メディアドライブ | コンボドライブ(CD-R:16倍速/CD-RW:10倍速、DVD-RAM:2倍速/DVD-R:4倍速/DVD-ROM:8倍速/CD-ROM24倍速) | |
液晶 | 12.1インチTFT、1024×768ドット | |
スロット | PCカードスロット(TypeII)×1、SDカードスロット×1 | |
通信 | 10BASE-T/100BASE-TX、IEEE802.11b、モデム | |
インターフェイス | USB 2.0×2、D-sub15×1、マイク、ヘッドフォン | |
サイズ | 268(W)×209.2(D)×27.5/41.5(H)mm | |
重量 | 1.29kg |